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地域医療を支える強力な拠点として新築移転した『吉野川医療センター』

5月11日、吉野川市に『吉野川医療センター』が開院した。こちらは、「麻植協同病院」が吉野川遊園地の跡地に新築移転し、病院名を新たにしたもの。南海トラフ地震に備え、県央部に位置する災害拠点として被災者の対応にあたることができるよう、強度な免震機能を備えたつくりになっている。周囲に目をやると、病院の北には悠々と流れる吉野川、南には緑に覆われた山々を臨むことができ、自然に囲まれたすばらしい療養環境が整っている。診察時や入院時には心も癒やしてくれそうだ。また、院内に設けた290の病床はすべて急性期病床となっていて、これまで以上に地域医療を支える心強い存在として機能することに。そのほか、今回の新築移転に際し、これまで中止していた分娩を再開。さらに産婦人科病棟は、分娩から退院まで母子が一緒に過ごすことができるLDR室をはじめとして、アメニティの高い設計となっている。さまざまな機能を備えて新しく生まれ変わった同院は、県民にとってなんとも嬉しいニュースだ。