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今月のインタビュー【バックナンバー】

お話をお伺いしたのは…

医療法人 雙立会 碩心館病院
理事長 矢野 勇人 先生

心臓リハビリテーション

心筋梗塞や心臓病の手術を終えたあと、適度な運動を通じて体力を回復し、心臓病の再発を防ぐ目的で行われているのが「心臓リハビリテーション」です。『碩心館病院』では、発症後6ヵ月未満の心筋梗 塞・狭心症、または開心 術後6ヵ月未満の患者を対 象として実施。1~2ヵ月 の入院期間によるリハビリ を通じて、以前と変わらな い日常生活を送ることがで きる状態になることを目指 しています。

 

適切な運動が 心臓病の再発を防ぐ

リハビリの内容はというと、まずは負担の少ない壁づたい歩きから始め、高齢 者でも転倒の心配のない室 内自転車を使って徐々に運 動時間を増やし、筋力を 増強させていきます。時間は1 日15分~30分程度が目安。適度な運動は、全身の酸素 利用効率を高めるほか、血 圧を下げるなどの効果をも たらし、心臓の負担を軽 減することにつながるのです。 さらに、ストレスを和らげ る効果も期待されています。

 

専門の指導士が 徹底サポート

そこで、心臓治療を続ける患者にとって重要なのは“どんな運動を、どれぐらいの強さで、どのぐらいの時間、 どのぐらいの頻度で”行うか、ということ。『碩心館病院』 には、専門の“心臓リハビリテーション指導士”が2人在籍しており、それぞれ の体力や身体の状態に応じて、適切な運動を管理・指 導します。心臓に負担 を抱えた状態では、指導士 によるサポートが必要不可欠。徹底した管理体制のもと、安全かつ適度な運動を行い、心臓病にかかる心身の負担を軽減して健やかな生活へとつなげましょう。

 

退院後は…かかりつけ医の指導のもと、週に 2 ~ 3 日、1 日当たり20 分程度のウォーキングをするなど、適度な運動を続けることが大切ですよ。